ケネディ宇宙センターから打ち上げられたファルコン9ロケットとクルードラゴン(9月15日):出典スペースX
アメリカのケネディ宇宙センターから9月15日、4人のアマチュア宇宙飛行士が、米宇宙開発企業スペースX(エックス)の宇宙船「クルードラゴン」での打ち上げに成功しました!
今回の打ち上げに搭乗する「インスピレーション4」と命名されたこのチームは、1人の富豪と3人の「一般市民」から構成されていて、歴史上初めて民間の宇宙飛行士のみでフライトになっています。
今後3日間にわたって地球の周回軌道に乗り、科学実験などを行う予定です。
アメリカでは今年7月、ヴァージン・ギャラクティック、ブルーオリジンの2社が相次いで宇宙飛行を行いましたが、いずれの飛行も高度100キロ程度の数分間の宇宙飛行だけでした。
しかし、今回スペースX社は高度約585キロの地球周回軌道を90分に1度のペースで周り、3日間飛行後、地球に帰還する予定となっています。
今回の飛行でいかにスペースX社の技術力がヴァージン・ギャラクティック、ブルーオリジン社よりも高いことが分かりますね。
今回の宇宙旅行無事終われば、宇宙旅行ビジネスの活発化にさらに期待できます。
(今年7月に打ち上げられたヴァージン・ギャラクティック社の飛行機)
民間人だけが乗り組む宇宙船が、地球を回る軌道を飛行するのは長い宇宙開発の歴史上で初めての出来事で、宇宙開発政策の専門家でジョージ・ワシントン大学のジョン・ログスドン名誉教授は
「職業として訓練を受けた宇宙飛行士なしで民間人4人が地球を周回するというのはこれまでになかったことで、歴史的な宇宙飛行だ。裕福な人は、ヨットで航海に出るのと同じように、宇宙船をチャーターしみずから宇宙に行くことができるようになった」
と話していて、今後の宇宙開発に期待を寄せています。
米宇宙民間企業スペースXの宇宙船「クルードラゴン」は2023年に月への周回旅行を計画しており、将来月に人を送る構造を掲げていて、今回の運転も自動運転で完結しているだけでなく、緊急時には地上からの遠隔操作できるようなっています。
今回の飛行には決済システム開発で富を得た、ジャレド・アイザックマン氏(38)を中心に4人のメンバーが搭乗しています。
メンバー紹介
ジャレド・アイザックマン氏(38)
今回のミッションの船長であり、米決済処理企業シフト・フォー・ペイメンツの創業者・最高経営責任者。飛行機の操縦に情熱を注ぐ同氏は、軽量ジェット機による世界一周記録の保持者です。
ヘイリー・アルセノー(29)
幼少期に骨の癌を克服した経験があり、自らの経験を元に米テネシー州メンフィスにある聖ジュード小児研究病院で働いている。
ショーン・プロクター博士(51)
科学コミュニケーションの分野で活躍している地学者。
2009年のアメリカ航空宇宙局の宇宙飛行士採用試験にチャンスを逃した。画家としての才能もあり、「クルードラゴン」の窓から見える景色を絵画に残す予定。
クリス・センブロスキー氏(42)
米空軍の現役軍人。現在は航空機大手ロッキード・マーティンでエンジニアとして働いている。今回の募集には当選できなかったものの、当選した友人から代理を務めるように言われ宇宙に飛び立つことになりました。
2014年のヴァージン・ギャラクテック社の死亡事故から数年、これからの民間企業の宇宙ビジネスがどう発展していくか、とても楽しみですね!
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