農業経営アドバイザーの東山です。

昨日、アルガエナジージャパンのバイオサロンに参加してきました。

微細藻類を活用して、人類が将来直面する3つの問題

「食」「環境」「エネルギー」を解決しようというものです。







微細藻類 「びさいそうるい」 ??

私にとってはあまり聞きなれないフレーズでしたが、農業に係る新分野となれば、この情報収集は必須です。





サロンに参加する前に基礎を勉強しました。






微細藻類とは、約30億年前に地球の海洋に出現した最初の生き物の1つで、現在地球上には数10万種存在すると言われております。

最近メディアに取り上げられているミドリムシ(ユーグレナ)の仲間で、おおざっぱにいえば、「水中にすむ植物」です。


そして、この微細藻類を使って農業用バイオスティミュラント製品を生産し、農作物の収穫量を増やそうということらしい…




バイオスティミュラント??




これも勉強不足で初めて聞きました。。。

従来の農業は、次の制御を中心として行われておりました。

①優秀な作物遺伝子資源の開発、

②植物栄養の供給、

③生物的ストレス(害虫、病気、雑草)

バイオスティミュラントは、植物に対する非生物的ストレスを制御することにより気候や土壌のコンディションに起因する植物のダメージを軽減し、健全な植物を提供する新しい技術です。









下記図は、農作物の本来の収穫量と実際の収穫量との概念図です。

作物は、種の時点で最大収穫量が遺伝的に決まっています。


上の図は、病気や害虫(生物的ストレス)、高温や低温、物理的な被害(非生物的ストレス)により、本来、収穫できるはずだった収量が、非生物的ストレスと生物ストレス(上図の赤と黄色)によって減少していくことを表しております。

この減少量のことを、収量ギャップと表現します。このうち、非生物的なストレスによる収量減少を軽減することがバイオスティミュラントの役割です。

(「日本バイオスティミュラント協議会」サイトから引用)











サロンに出席されている関係者の方に直接お話を伺いましたが、農業に係る分野としては、肥料について、微細藻類が活躍するようです。




微細藻類を使った肥料を活用することにより、収穫量が飛躍的に増加することが期待されます。



今回、私は農業に影響を与える微細藻類について書きましたが、他にも藻類から採れるタンパク質は大豆の15倍の生産能力をもっていること、二酸化炭素を吸収して環境保護に役立つこと、エネルギー源としての可能性があることなど、幅広く様々な活用シーンがあるようです。



ぜひ、みなさまもリサーチしてみてください。





「微細藻類」「バイオスティミュラント」

この2つのキーワードは今後注目です。






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